2014/11/18宝石サンゴワークショップの開催について
開催趣旨:2014年10月以降に新聞やニュース番組等で広く報道されたことにより、「宝石サンゴ」に対する国民の関心が高まっています。宝飾品の素材として扱われ国際的な取引も盛んな宝石サンゴ類を含む、冷水性・深海性サンゴ類は、浅海域でサンゴ礁を形成する造礁サンゴ類とは類縁的にはやや遠い存在ですが、一般的にはこれらは明確に区別されていません。また、報道においてもかなりの混乱が認められています。国内の主産地であり、宝石サンゴ漁やその宝飾品加工が文化として根付いている高知県において、日本サンゴ礁学会第17回大会が11月27日~12月1日にかけて開催されることを機に、貴重な資源の一つである宝石サンゴ類および冷水性・深海性サンゴ類に関する科学的知見の整理と解説を目的として、宝石サンゴワークショップを開催致します。関心をお持ちの多くの方々のご参加をお待ちしております。
日時:2014年11月29日 16:40-18:00
(直前に開催されている日本サンゴ礁学会総会の進行の関係で若干遅れて開始することがあります)
場所:高知城ホール 4階
主催:日本サンゴ礁学会 共催:日本サンゴ礁学会第17回大会実行委員会
オーガナイザー:野中正法 目﨑拓真
プログラム: 進行 浪崎直子(東京大学)
1.「ワークショップ開催趣旨について」 目﨑拓真(黒潮生物研究所)
2.「宝石サンゴとは?造礁サンゴとの違いは?」 野中正法(沖縄美ら海水族館)
3.「国際的な冷水性サンゴ保護の流れと天皇海山 における調査の紹介」
林原 毅(水産総合研究センター国際水産資源研究所)
4.「日本の宝石珊瑚を取り巻く現状」 田中元二(NPO宝石珊瑚保護育成協議会)
5. 質疑応答
(※ 予定されていたFrederic Sinniger Harii(JAMSTEC)さんの話題提供「First record of the precious Hawaiian Gold Coral in Japanese waters」はキャンセルとなりました)
【どなたでも自由に参加していただけますが、会場準備の都合上、日本サンゴ礁学会員以外の方で参加を希望される場合、事前に下記までご連絡下さい。】
事前参加申込先:日本サンゴ礁学会 第17回大会実行委員会 (E-mail: jcrs17th@gmail.com)