日本サンゴ礁学会は、サンゴ礁に関する書籍の出版(「日本におけるサンゴ礁研究」、「日本のサンゴ礁」など)、学会誌Galaxea, Journal of the Japanese Coral Reef Societyの出版(会員外からの原稿受付、電子ジャーナルによる公開(準備中)などによって、広く最新の科学的知見を収集し発信する)、ニュースレターの発行(年4回定期発行、学会の活動情報に加え連載記事を企画し、広報・啓蒙を行う)、ウェブページの作成(随時更新、情報の即時公開を行うとともに、専門家によるサンゴ礁Q&Aを掲載し、啓蒙を行う)などによって、情報発信を行ってきた。これらの活動は、主に広報委員会・学会誌編集委員会・企画委員会によって行われている。また、2008年の国際サンゴ礁年に向けてワーキンググループ(WG)を作り、環境教育WGをはじめとする他のWGとの協働や科学的な知見の発信を行っている。本講演では、こうした活動に関して報告し、学会としてどのような情報発信が必要か議論したい。